価格の相場
結婚を決めたカップルのおよそ9割に当たる夫婦が、マリッジリングを購入すると言われています。これは生涯身に付けるものであるため、できれば良いものを選びたいと多くの人が思うことでしょう。これからマリッジリングを購入するのであれば、その価格の相場を知っておくことも重要です。一般的にマリッジリングの相場としては、二人分で15から25万円台が平均的と言えるでしょう。
次いで多い購入額が25から30万円台です。全体の平均は約21万円で、一本あたり約10万円ほどと言えます。以前までは結婚指輪は給料の3ヶ月分というような言葉もありましたが、近年では約1ヶ月分ほどの値段に決めている人が多く見られます。価格は良い指輪を選ぶ目安の一つではありますが、それだけではなくデザインや機能面を重視するカップルも多いです。
また男女で指輪の値段には多少の違いがあり、女性側の方がデザインを重要視するケースが多いことから、差がある場合には女性のものの方が高くなる傾向にあると言えます。
マリッジリングの素材はプラチナ、ゴールド以外にもたくさんある!
マリッジリング、エンゲージリングの素材はプラチナ(白金)、ゴールドが代表的で、時々チタン、ジルコニウム、タンタルを使っていることもあります。プラチナ、ゴールドは加工がしやすく、変質や変色がしづらいので指輪の素材に適しているからです。しかしプラチナもゴールドも強度を上げるために他の金属を混ぜていることがあります。指輪の材料としてプラチナは代表的ですが、金属アレルギーを起こすことがあるパラジウムと合金の場合が多いです。
金属アレルギーを避けるために最近マリッジリングにも出てきているのが、ジルコニウム、チタン、タンタルです。いずれの金属もアレルギー反応を起こしづらい金属として知られており、チタンは銀歯や人工関節にも使われる丈夫で軽い金属です。ジルコニウムは発色が美しく、プラチナとはまた違う魅力があります。タンタルはなかなか聞かない名前ですが、宇宙で2番目に少ない元素で削るのがとても大変なのだそうです。それだけに作る人も限られているのですが、人と違うマリッジリングを作りたい人にうってつけです。